|
GLTR.life

韓国生活、わかりやすく解説

cut_01 image
cut_02 image
cut_03 image
cut_04 image

外国人季節労働者への違法あっせん、なぜ何度もくり返されるのか

Daeguで外国人季節労働者を違法に雇うよう手配したブローカーが逮捕されました。彼は人材事務所を運営し、指定された農家ではなく別の場所で働かせ、日給からお金を取っていたことが分かりました。違法ブローカーを通して韓国で働くと問題になるので、気を付けてね。

Updated Jun 30, 2026

大邱出入国・外国人事務所は、外国人季節労働者の違法雇用をあっせんした疑いで、帰化者A氏を拘束送致しました。A氏は人材事務所を運営していました。彼は2024年1月から2025年11月まで、ベトナムの季節労働者80余人を管理した疑いを受けています。 調査によると、A氏は労働者たちを最初に指定された農家ではない別の農家などで働かせました。また、招待、人員配置、給与精算の過程にすべて関与しました。労働者の日当から3万ウォンから4万ウォンずつ差し引いて受け取ったと把握されました。 出入国当局は、A氏が季節労働者たちの通帳を直接管理していたと説明しました。指定農家名義で給与を送り、正常な雇用のように見せかけた状況も確認したと明らかにしました。当局は今回の事件を出入国管理法違反の疑いと見て捜査しました。

원문 보기
核心

この事件は、ただブローカー1人の暴走だけと見ると見落とす点があります

記事だけをざっと見ると、『ブローカーが外国人労働者をだましてお金を取った』犯罪事件のように見えますよね。そうです、まずは違法あっせんと賃金搾取が疑われる事件です。でも、ここでもう一歩入って見ないと、なぜ似た事件がくり返されるのかがつかめないんです。

外国人季節労働者は、韓国に来て自由に仕事を探す人ではありません。市・郡が必要な人数を集め、法務部の配定を受け、ビザを発給して、特定の農家につなぐ行政配定型制度の中に入ります。だから、指定された農家ではない別の場所へ回した瞬間、それは単なる『人手を分けて使うこと』ではなく、制度の外の雇用になります。

この構造を理解すると、このニュースが単に悪い人1人の問題ではないことが見えてきます。韓国の農村では、季節労働者なしでは収穫期を乗り切るのが難しいほど需要が大きくなっていて、反対に現場管理は自治体と農家の行政能力に大きく頼っています。需要は強いのに公共管理がゆるいすき間ができると、その間にブローカーが入り込むのです。

ℹ️この記事で先に押さえるべき核心

季節労働者は自由就業型ではなく、指定農家配置型の制度です。

だから、勤務先の移動と給与の流れを誰が管理するのかが、いちばん重要な問題です。

手続き

外国人季節労働者は、もともとこうやって入ってきます

この手続きを知ると、なぜ『指定された農家』の原則がそこまで重要に扱われるのか理解できます。

1

1段階: 市・郡が農家の需要を集めます

農繁期や漁繁期に人手がどれくらい不足しているかを、まず自治体が把握します。どの農家でもすぐに外国人を呼べるわけではなく、行政が先に需要を整理します。

2

2段階: 法務部の配定を受けます

自治体は必要な人数分の配定を申請し、法務部の審査を経て規模が決まります。ここからすでに『誰が、どこで働くか』の枠組みが決まります。

3

3段階: 海外の地方政府や協力ルートで人を選びます

韓国の自治体が海外の地方政府と結んだMOUや家族招待ルートを通じて応募者を集めます。つまり、個人が韓国の仕事を直接検索して来る構造ではありません。

4

4段階: ビザ書類と労働契約を合わせます

査証発給認定書と労働契約は、特定の自治体、特定の農家、特定の期間を基準に合わせられます。これが季節労働者の滞在資格と仕事を結びつける核心書類です。

5

5段階: 入国後、指定農家に配置されます

韓国に入国したら、原則として契約の根拠になった農家や漁家で働かなければなりません。だれが宿舎と賃金、労働条件を責任を持つかも、この配置で決まります。

6

6段階:管理と点検が続かなければなりません

自治体と出入国当局は、実際に契約どおりに働いているか、賃金はきちんともらっているか、無断離脱や違法あっせんはないかを確認しなければなりません。問題は、この最後の段階が現場でいちばん弱くなりやすいことです。

比較

季節労働者と非専門就労は似て見えても、制度の目的が違います

どちらも外国人労働制度ですが、なぜ運営方式と移動規則が違うのか、表で見るともっとはっきりします。

区分農家型季節労働公共型季節労働一般 Employment Permit System (EPS) 非専門就労
制度の目的農繁期・漁繁期の短期人材対応複数の農家の短い需要を公共がまとめて対応製造業・農畜産業などの、より常時的な人材供給
申請主体個別農家が自治体を通じて申請農協・水協のような公共型運営主体が申請事業場がEmployment Permit System (EPS)手続きを通じて申請
雇用関係特定の農家と直接つながる運営主体が直接雇用したあと、複数の農家に配置許可を受けた事業場と雇用関係を結ぶ
滞在の性格短く、季節性に合わせた滞在短く、季節性に合わせた滞在比較的より長期的で常時的
勤務先の移動原則として指定農家以外への移動はとても制限的制度の中で複数の農家への配置が可能規定の中で変更手続きはあるが、季節労働より構造が違います
推移

小さい試験制度がなぜこんなに大きくなったのか

調査で直接確認できる数値だけ入れました。最近数年のあいだに規模がどれだけ速く大きくなったか、その流れを見ることに注目すればいいです。

08,21416,42924,643(人)(年度)コロナの衝撃急拡大の開始2016202020222023
背景

韓国の農村はなぜ外国人季節労働者に頼るようになったのか

このタイムラインを見ると、違法あっせんがなぜ「くり返される構造問題」なのか、わかりやすくなります。

1

2015: 制度開始

外国人季節労働者制度は、農繁期と農閑期の短いけれど急な人手不足を埋めるために始まりました。最初は、常時雇用制度で埋められないすき間を補う補助装置に近かったです。

2

2010年代後半: 地方自治体MOU拡大

地方自治体が海外の地方政府と直接協約を結び始めて、制度は中央政府の許可だけを受ける枠をこえて、地域行政ネットワークへ大きくなりました。この時から、どの国、どの地域とつながるかが大事になりました。

3

2020~2021: コロナによる供給衝撃

国境をこえる移動が止まると、農村の人手不足がいっぺんにあらわれました。すでに外国人労働にかなり頼っていましたが、その依存度が危機の時にどれだけ大きいかが確認されたわけです。

4

2022 以後: 急速な拡大

季節労働者の規模が速く増えながら、今では一時しのぎではなく、収穫期の運営に必須の手段のように定着しました。でも、規模が大きくなるほど行政点検、通訳、宿所管理、権利保護もいっしょに大きくならなければなりませんでした。

5

2023~2024: 管理補完の議論強化

最近の議論は、単純な拡大より管理体制の補完へ移っています。需要が大きくなるほど、ブローカー介入、虚偽書類、労働搾取の問題があらわれて、中心の質問も「もっと多く連れてくるか」より「だれがどんな責任で管理するか」へ移っているからです。

国家

なぜベトナムのような特定の国の出身が多く見えるのか

これは単純に「その国の人たちが韓国の農村の仕事をもっと好むから」と見ると、見落とすことが多いです。調査で確認できる中心は 地方自治体どうしのMOUと反復導入の構造 です。すでに協約が結ばれた地域、通訳と連絡の体制が整った地域、再訪問の経験がたまった地域へ、人材がまた入りやすいのです。

だから、特定の国籍の比重が高くなるのは、個人選択だけの結果というより、行政協力網がどこに先に敷かれたか と大きくつながっています。一度通路が安定すると、韓国の地方自治体の立場でも選抜・ビザ・配置・事後管理をくり返しやりやすくなって、現場では同じ言語圏の支援体制も作りやすくなるからです。

ただ、こういう集中には長所だけがあるわけではありません。一つの通路に依存するほど、送り出しの支障が出た時に全体の需給が揺れることがあり、ブローカー介入や無断離脱の問題が特定の経路に集中する危険も大きくなります。だから最近は「なぜ多くなったか」と同じくらい「供給線をどれだけ多様に管理するか」も大事になりました。

つながり

人を連れてくる経路も一つではないです

どの連結経路を使うかによって、管理責任、長所、危険な地点が変わります。

自治体-海外自治体MOU直結型
選抜・送出・事後管理の全過程で自治体の責任が明確である必要があります
韓国の市・郡と海外の省・市・郡が協約を結び、現地で住民を選抜
結婚移民者家族招待型
私的な関係が管理責任の代わりにならないように、書類と労働条件の点検が必要です
国内の結婚移民者の家族や親戚を招待経路としてつなぐ
公共型直接雇用型
配置基準、移動経路、賃金精算を公共が透明に公開する必要があります
農協・水協などが先に雇用したあと、複数の農家に配置
構造

招待から保険適用項目(保険適用項目(급여 / geupyeo) / geupyeo)まで一つの手に握られると、なぜ搾取されやすくなるのか

季節労働者制度でいちばん危ない瞬間は、一人があまりにも多くの鍵を握るときです。誰が入国を手伝ったのか、どの農家へ行くのか、どこで寝るのか、保険適用項目(保険適用項目(급여 / geupyeo) / geupyeo)がどこに入るのかまで一つの手に集まると、労働者は事実上その人に縛られてしまうんです。

特に通帳、旅券、外国人登録証(ARC)のような身分・金融手段を第三者が代わりに管理し始めると、問題が大きくなります。表向きは「代わりに助ける」と言えるかもしれませんが、実際には賃金の流れを隠して移動を統制する装置になりやすいです。これが分かると、なぜ記事で通帳の直接管理が重要な手がかりとして出てくるのか理解できます。

ここに先入国費用、紹介料、航空料のような負担が重なると、労働者はさらに抜け出しにくくなります。不満があっても「今出たら借金だけ残る」と考えやすいし、指定農家の外へ移動すると滞在の問題まで起こることがあるからです。だからこうした事件は賃金数万ウォンの控除を超えて、ビザ・お金・宿所・情報が一つに束ねられた統制構造として読まないといけません。

⚠️記事の中の核心危険信号

通帳を代わりに管理する。

保険適用項目(保険適用項目(급여 / geupyeo) / geupyeo)が指定農家名義で入るが、実際の配置と指揮は別の人がする。

労働者が自分で賃金明細と移動経路を説明しにくい。

危険

どの地点でお金と統制が漏れるのか

搾取構造を段階ごとに分けて見ると、何を点検すべきかがずっとはっきりします。

管理の地点だれが力をにぎるか
招待・ビザブローカーや私的な管理者
労働者に起きる危険
入国そのものを借金のように感じさせて、不当な要求を断りにくくなる
事業所の配置実際の人員配置権をにぎる人
通帳・身分証の保管ブローカー・雇用主・管理者
宿所の提供雇用主または中間管理者
保険適用項目(保険適用項目(급여 / geupyeo) / geupyeo)の控除精算権をにぎる主体
通報の段階言語と情報にアクセスできる主体
取り締まり

違法あっせんはどうやって合法のように見せかけられ、政府は何を見るのか

取り締まりは書類一枚だけを見ることではありません。『だれが実際に人を使って、お金を持っていくのか』を照らし合わせて見る過程に近いです。

ブローカーの偽装手口行政機関が見る摘発の信号
指定農家の名前を出すけれど、実際には別の農家へ送るビザ上の勤務先と実際の出勤場所がちがう
保険適用項目(保険適用項目(급여 / geupyeo) / geupyeo)を正常な送金のように見せて、裏で一部を回収する送金記録だけでなく、実際の受取額、控除の内訳、通帳へのアクセス権をいっしょに確認する
請負・役務のように見せかけて、実際の使用者を隠す現場で誰が指揮・監督しているか、誰が出退勤を管理しているかを点検
特定の国籍の労働者をくり返し複数の現場に供給同じ人物や事務所が複数の農家をつないでいる型があるか追跡
合法招待手続きの一部をまねして、全体の構造を正常のように見せる自治体資料、出入国情報、雇用関係書類を交差照合
まとめ

ではこのニュースをどう読めばいいのかな

このニュースを読む時、いちばん先にするべき質問は『誰が悪かったのか』だけで終わらせないことです。もちろん違法あっせんは処罰されるべきです。でもそれだけを見ると、なぜ似た事件がほかの地域でもくり返されるのか説明できません。

もっと大事な質問は三つです。第一に、この地域の農村の人手需要がどれほど切迫していたのか。第二に、自治体と農家にその需要を公的に管理する力量があったのか。第三に、労働者が通帳・宿所・移動・通報を自分で統制できたのか。 この三つの質問を合わせると、事件が個人の不正なのか、構造的な管理失敗なのか、もっと正確に読めます。

ここまで理解すると、次に似たニュースが出ても少しは途方に暮れにくくなります。『違法雇用摘発』という一行より、指定勤務先原則がなぜ崩れたのか、誰が賃金の流れを握っていたのか、公共管理がどこで止まったのかを先に見るようになるからです。結局このニュースは、韓国の農村が外国人季節労働者に大きく依存する時代に、制度拡大だけでなく管理責任も大きくならなければならないという信号として読むのがいちばん正確です。

💡次に関連ニュースを見る時に確認すること

実際の勤務先がビザと契約の勤務先と同じか

賃金と通帳を誰が管理したのか

自治体・出入国・雇用当局がそれぞれどんな点検をしたのか

韓国で生活する方法をお知らせします

gltr life をたくさん応援してください

community.comments 0

community.noComments

community.loginToComment

外国人季節労働者への違法あっせん、なぜ何度もくり返されるのか | GLTR.life