KAIST研究チームがフォルダブルディスプレイのしわを減らす新しい構造を作った。この技術は、ディスプレイと支持板を全部貼り合わせず、端だけを貼る方式だ。研究チームは、こうすると折れる中央部分に力があまり集中しないと説明した。 実験では、画面を数万回折ってもしわはほとんどできなかった。構造も比較的単純なので、既存の製造工程に適用しやすいと話した。研究チームは、スマートフォンだけでなく、タブレットやノートパソコンのような大きい画面の機器にも活用できると見ている。 国内外の特許も出願して、実用化の可能性を高めている。今回の研究は、フォルダブル機器の代表的な弱点として挙げられてきたしわの問題を、構造設計で解いた点で注目された。
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しわ1つがなぜこんなに大きなニュースになったのか
見た目では、ただ画面の真ん中に線が1本あるだけですよね。でもフォルダブルでは、その線が技術の完成度をほとんど象徴のように見せるんです。しわが深く見えると、高く買った機器なのにまだ完成していない感じがして、指でなぞるたびに折れる場所が感じられると、耐久性まで不安になります。
今回のKAIST研究が注目される理由もここにあります。これまで業界は、ヒンジ(折る関節)の形を変えたり、超薄型ガラスのUTG(とても薄いガラス層)を改善したりして、しわを減らそうとしてきました。でも今回は、『どう折るか』より『どこを貼って、どこをあまり貼らないか』に焦点を合わせた点が違います。
つまり、問題を使用習慣や単純な繰り返し疲労ではなく、構造的応力として見たんです。簡単に言うと、画面全体で支えるべき力が折れる中央線に集まるのでしわができたから、その力の通り道をもう一度設計してみようという考え方です。これが正しければ、フォルダブルの課題はヒンジ1つの問題ではなく、積層構造全体の問題だったという意味になります。
しわは単なる見た目の問題ではなく、フォルダブルの完成度と信頼性を見せる指標です。
今回の研究は、ヒンジではなく接着構造を変えて問題を解こうとした点が核心です。

フォルダブルは2018年から折れていたが、しわはずっと残っていた
フォルダブルの歴史は『折れる画面』の歴史でもありますが、同時に『中央のしわをどれだけ目立たなくするか』の歴史でもあります。
2018: まず折れる画面が出た
Royole FlexPaiのような初期製品は、『画面が折れる』という事実そのものが衝撃でした。ただしこの時期は完成度より可能性の証明が先で、しわの問題もほとんどそのまま見えていました。
2019: Galaxy Foldがしわを大衆に見せた
Samsungの最初のGalaxy Foldはフォルダブル時代を本格的に開きましたが、同時に中央のcrease(折れ跡)が消費者にすぐ気づかれる弱点だという事実も明らかになりました。保護層の問題とヒンジのすき間の問題まで重なって、しわは『まだ完成していない技術』の象徴になりました。
2020~2022: ガラスとヒンジを一緒に整え始めた
業界はUTGの適用を広げ、支持板、保護層、ヒンジ構造をずっと調整しました。画面はもっと硬く、平らに見えるようになりましたが、ガラスとプラスチック、接着層が一緒に動かなければならないので、応力制御はむしろさらに精密な課題になりました。
2023: 水滴型ヒンジが主流になった
waterdropまたはteardropヒンジは、折れる半径をもっと大きくして、中央が急に曲がらないようにします。簡単に言うと、紙を半分にぱきっと折る代わりに、丸く巻いて折る感じなので、応力が1本の線に集中するのを減らしてくれます。
2025~2026: いまは接着層と積層構造まで見る
最近は、ヒンジ改善だけでは限界があるという認識が強くなりました。OCA(光学透明接着剤)のような接着層、支持板、積層の中立面設計まで見直しながら、「力が通る道」そのものをもう一度設計する競争に移ってきました。KAISTの研究も、まさにこの流れの上にあります。

折りたたみ画面にしわができる理由を見てみると
| 要因 | どういう意味か | なぜしわが大きくなるのか |
|---|---|---|
| 小さい折り曲げ半径 | 画面が狭い曲率で急に曲がる構造 | 力がとても短い区間に集まり、中央の跡がもっと深くなりやすいです |
| 積層素材の違い | UTG、ポリマー、接着層、支持板がそれぞれ違って伸びたり曲がったりすること | いっしょに折れても同じ速さで変形しないので、層の間にストレスがたまります |
| 広い面積の接着 | いくつもの層をOCAで広く貼って、一体のようにまとめる方式 | 安定性は良いですが、折りたたみ中心部の自由度が下がり、力が一か所に集中することがあります |
| 支持板の構造 | 画面の後ろで形を支える層の設計 | 支持板が強すぎたり動きが制限されたりすると、折り目の線がもっと目立つことがあります |
| 繰り返し折りたたむ疲労 | 同じ場所を数万回折ったり開いたりする使用環境 | 最初にできた細かい変形が積み重なると、目に見えるしわや手ざわりの違いとして大きくなることがあります |

既存の全面接着とKAIST式の端接着は何が違うのか
| 比較項目 | 既存の全面接着 | 端接着・中央柔軟構造 |
|---|---|---|
| 基本概念 | 積層全体を広く貼って安定性と光学品質を確保 | 端を中心に支えて、中央はもっと自由に動けるようにする |
| 折り目中央部の拘束 | 比較的大きい | 比較的小さい |
| 応力分布 | 中央線にピークができやすい | より広い区間に広げて局所集中を下げようとする設計 |
| 画面の体感 | しわの反射と指先の違和感が残りやすい | しわの見えやすさと触感の差を減らせる可能性 |
| リスク | しわ抑制の限界 | 実際の量産ではタッチ層・カバーウィンドウ・ヒンジとの統合検証が必要 |

真ん中を少なく貼ると、なぜむしろ波打ちが少なくなるのか
ここで大事なのは 応力分散 です。言葉は難しそうですが、意味は単純です。力がなくなるのではなく、1か所に集まらず、もっと広い道に広がっていくという意味です。折れる瞬間に中央線だけが全部支えるのではなく、周りの領域までいっしょに負担を分け持つようにするのです。
少したとえてみると、車が1車線しかない道に集まると渋滞がひどくなりますよね。でも横に車線をもっと開ければ、同じ台数でも詰まりは減ります。フォルダブル画面も似ています。既存構造が『力が中央の1車線に集まる道』だったなら、端の接着構造は『力がいくつもの車線に分かれる道』を作るようなものです。
しわはふつう、薄い膜が圧縮に耐えられず波打ってしまう 座屈(押されているうちに急に曲がる現象) で説明されます。つまり中央に圧縮応力が臨界点以上に集まると、画面が細かくゆがみ、それがくり返されながら見えるしわとして固まることがあるのです。今回の設計は、まさにその『臨界点を超えること』を難しくしようとする考え方だと見ればいいです。
しわ対策は力をなくす技術ではなく、力が通る道を描き直す技術に近いです。

研究室での成功と製品発売の間には、こんな数字がある
折りたたみ試験回数は絶対的な保証書ではなく、基本信頼性の下限を見せる数字です。

商用化は技術が良いだけでは終わらない
| 要素 | なぜ重要か | 現実でぶつかる問題 |
|---|---|---|
| 耐久性検証 | くり返し折り曲げ、衝撃、温度、湿度でも耐えないと発売できません | 実験室の数値が実際の使用者環境をそのまま保証するわけではありません |
| 製造工程 | ヒンジ整列、積層精密度、接着品質が少しでもぶれると不良が出ます | 技術が良くても歩留まり(良品比率)が低いと原価が高くなりすぎます |
| 特許 | 技術保護とライセンス交渉力、競合他社へのけん制に必要です | 出願だけでは足りず、実際の登録と権利範囲が重要です |
| 部品統合 | パネルだけ良くてもタッチ層、カバーウィンドウ、ヒンジとかみ合わないと製品完成度が下がります | 個別技術の最適値が製品全体の最適値と違うことがあります |

フォルダブル市場はなぜ今少し足踏みしているのか
Counterpointの予測基準です。2024年は実際の成長率、2025~2026年は予測値なので、同じ線にあっても意味は少し違います。

スマートフォンを超えてタブレット・ノートパソコンへ行くべき理由
| 機器 | 消費者に与える価値 | なぜしわ解決がもっと重要になるのか |
|---|---|---|
| スマートフォン | プレミアムフォンよりもっと大きい画面をポケットに入れて持ち歩く体験 | 小さい画面ではしわも気になりますが、まだ妥協する消費者も一部います |
| タブレット | 映像・文書・マルチタスクを1台の機器にまとめる価値 | 広げた時に画面が大きくなるほど中央線がもっと目立って、手書き体験にも影響します |
| ノートパソコン | 携帯性と生産性を同時にかなえる新しいフォームファクターの可能性 | 大きい画面でしわと反射ゆがみが残ると、業務用機器としては説得力が弱くなります |

だからこの研究が本当に重要な理由
この研究がすぐ来年にすべてのフォルダブルフォンのしわをなくしてくれると断言することはできません。研究室の成果が実際の製品になるには、もっと多くの折りたたみ試験、大量生産の検証、ほかの部品との統合テストを全部通過しなければならないからです。それでも重要なのは、業界が長い間抱えていた問題を 別の方向から解く手がかり として見せてくれた点です。
少し大きく見ると、フォルダブルはいま「不思議な機器」と「本当に便利な機器」の間に立っています。価格は高く、耐久性はまだ不安で、アプリの体験も完全になめらかではありません。こんな状況でしわまで大きく見えると、消費者は簡単に財布を開きません。だからしわ改善は、きれいな画面を超えて 市場拡大の条件 に近いです。
もし接着構造の革新が実際の量産につながるなら、フォルダブルはスマートフォンの中だけで競争する製品ではなく、タブレットとノートパソコンの境界まで揺るがす機器になるかもしれません。結局今回のニュースのポイントは「線1本が消えるか」ではなく、折りたためる画面がついに普通の日常道具になれるのか という質問に一歩近づいたところにあります。
しわ問題の本質は、ヒンジ1つより積層構造全体の応力管理にあります。
今回の研究に意味がある理由は、実用化までの道が遠くても、解決法の方向を変えたからです。
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